どうもぼぶです。今回はスコットランドを訪れてこのビールを飲まない人はモグリと言っても過言ではないほど有名なTennent’s lager(テネンツ ラガー)の紹介です。
イギリスではどのくらいラガーが飲まれているのか
テネンツの紹介の前にイギリスのラガーの立ち位置を少し。
イギリスと言えばエールの国と思う方は多いでしょう、実際僕もみんなエールを飲んでいるというイメージでした。しかし調べてみると圧倒的にラガーのほうが消費されているのです。Mintelによると約31.5億リットルのラガーが2015年に飲まれたと言われています、一方、エールは9.13億リットルと3倍以上の差があります。ただし、ラガーの消費率はここ5年間下がり続けているようで反対にエールの消費は上がっているとも書かれていました。これは近年のクラフトビール人気のおかげでしょうか?しかし、この数字でいかにイギリスでラガーが飲まれているか伝わったでしょうか。話をテネンツに戻します。
130年以上愛されているテネンツ
テネンツはエディンバラの隣の都市であるグラスゴーに拠点を置く、Wellpark Brewery(ウェルパーク ブリュワリー)により1885年から発売されており、当時は産業の発達により目まぐるしく世の中が動いているなか労働者を支えるビールとして愛飲されていました。この人気は今なお衰えることなく、スコットランドのラガー市場の売り上げの約60%を占めると言われています。スコットランド国内だけとはいえ100年以上もトップシェアを守り続けているのは驚異的としかいいようがありません。
人気の秘密は

テネンツはクラフトビール専門のパブではない限りエディンバラ中のパブで飲まれています。
クラシカルなパブではこのような感じでそこそこな冷え具合で提供されますが若者~中年層がよく来るようなパブではエクストラコールドといって日本のスーパードライのように氷点下まで温度を下げて提供していたり、あるいは両方の飲み方を用意しているいたせりつくせりなパブもあります。(エクストラコールド版の写真ありませんでした、ごめんなさい)
クリアなペールカラーで口当たりがよく香ばしい感じが特徴です。これ以上特筆すべき点がない、あえて言うなら日本のビール好きにとってはこれぞビールと言える味でしょうか。水のように飲めるこの飾らなさが130年愛される秘訣なのでしょう。
たくさん買うとお得
通常、4缶セットで約£4でこれでもだいぶお手頃なのですが
まとめて買うとお値段2倍以下で量3倍と信じられないぐらいの割引です。ちなみに特売ではなく僕がよく行くスーパーは常にこの値段で売っています。
必需品であるトイレットペーパーのとなりに山積みにされていますが圧倒的にテネンツのほうが手に取られているのがわかります(笑)
もしスコットランドに遊びにきてエールが口に合わないと思った人はぜひテネンツを試してみてください、とても日本人好みのビールです。
では。